こんにちは、クラサキのリフォーム市場です!
毎日の料理にかかせないキッチンのガスコンロ。
それだけに壊れたらすぐに修理または交換しなければならない設備ですが、安くはない買い物だけにいざ不調になったら修理すべきか交換すべきか迷いますよね。「購入から10年以上経っていれば交換。また、2008年までに買ったものは交換を検討してみる」というのがおすすめですが、今回はその理由や壊れる前にコンロの不調に気づくためのサインを紹介します!
ガスコンロの耐久年数は?
ガスコンロの平均的な耐久年数は12~15年といわれています。よく「ガスコンロの寿命は10年」といわれることもありますが、これは購入後約10年が経過すると交換部品がなくなる場合もあることから出てきた数字です。
耐久年数を過ぎたからといっていきなり不調になることはなく、そのまま使い続けられることももちろんあります。ガスコンロの不調や買い替えの時期は次のような症状が目安になります。
- なかなか点火できない。また火がついてもすぐに消えてしまう
●火力の調整ができない
●ガスの臭いがする。おかしな音がする
●火の大きさが定まらない
経年劣化が原因で、知らないうちにガス漏れなどが起きていると大変危険です。安全に使っていくためには、これらの症状が出なくても10年点検は受けること、またこれらの症状があるようなら早めに修理か交換をするのがおすすめです。
リフォームするポイントは?
では修理にするか交換にするかの判断は一体何を基準に行えば良いのでしょうか。
基準の一つになるのが、メーカーから交換部品の在庫がなくなることが多い購入10年目以降かどうかです。10年以上経っていればほぼ耐久年数に達していますし、その後のことを考えれば、交換した方が時間も費用も節約できる場合があります。
また、もう一つ基準となるのが2008年以前の製品か否かです。
それまでのガスコンロはたとえば3口タイプのものであれば1口にだけ安全センサーが付いたものが一般的で、火の消し忘れやガス漏れが火災の原因にもなっていました。
そこで2008年に安全基準が見直され、以降は全口に安全センサーがついたガスコンロのみ販売可能になったのです。このような経緯から2008年以前の製品は安全センサーがついていない可能性があります。安全面を重視するなら、修理より交換の方がおすすめです。
どちらにせよ一番やってはいけないのは不調を感じたままでガスコンロを使い続けることです。事故の原因にもなりかねないので、購入からの年数を参考に早めに対策を取るようにしてください。不調が出はじめる前から考えておいて、不調になったら速やかに修理・交換の手配ができるのが理想です。
ガスコンロ交換をするメリット
①サイズを選べる
ガスコンロのサイズは各社統一されており、3口タイプの場合幅75cmのものと幅60cmのものがあります。前者ならバーナーが広々と使え、後者なら調理スペースがゆったりとれるという特長があります。
②素材を選べる
ガスコンロの天板もガラス、アルミ、ホーロー、硬質ホーローをさらにガラスでコーティングしたガラスコートとさまざまな種類があります。それぞれ光沢や高級感が出る、汚れが落ちやすく手入れがしやすいなどの個性があるので、自分にあったものを選べます。
③便利な機能がいっぱい
最近のガスコンロには、料理を助けてくれる便利な機能がいっぱい。上手く使いこなせば安全とおいしさ両面の役にたちます。たとえば次のようなものです。
▼ダブル高火力
3口コンロの場合、最も高い火力がでるバーナーを高火力バーナーといいます。通常は1つに固定されていますが、左右2つのバーナーで高火力を出せることでよりスピーディーな料理が可能になります。
多くのメーカーのガスコンロに搭載されている機能です。
▼自動温度調節
あらかじめ温度を設定しておけば、自動で火力を調節してくれる大変使い勝手のよい機能です。天ぷらを揚げる時や、ホットケーキやハンバーグなど一定温度でじっくり焼く料理にはかかせません。
▼安全センサー
すべてのコンロに搭載されている安心センサーは炎が立ち消えしたら自動的にガスをストップしてくれるものです。また、同じく安全のための対策としてなべ底が焦げ付きはじめたら自動的にガスをストップする消火機能や、コンロ・グリル共に一定時間が経過すれば自動で消火する機能もあります。
たとえ故障しても命に関わることはないトイレの排水などと違い、ガスコンロは不調をそのままにしておくと安全面で問題が起きることも。そうならないために10年時の定期点検と日頃からの細かい観察をしっかり行うことが非常に大切になってきます。
昔はなかった便利な機能もたくさん追加されているので、まず自宅のガスコンロが使い始めてから何年目なのかをきちんと把握した上で、交換か修理を選ぶようにすると良いでしょう。