子供は大きくなると、集中して勉強したりプライベートな空間のために、一人部屋を欲しがるものです。しかし現実にはマンションは部屋の数が限られていますから、子供一人に一部屋を与えるのは中々難しいですよね。そんな悩みを解決するのが、子供部屋の分割リフォームです。今回はマンションこ子供部屋を分割リフォームする際の注意点をご紹介します。
分割リフォームの際の注意点
(1)成長したときも快適に使えるか考えて設計する
マンションの分割リフォームの際の注意点として、成長したときにも快適に使えるか考えて設計することがあげられます。マンションの分割リフォームの場合、戸建と比べてどうしても面積が狭いため、一人一人の使えるスペースも狭くなってしまいます。たとえ今快適に使えたとしても、将来成長したとき狭く使いづらくなる可能性が高いのです。
そのため、子供部屋だからと子供仕様にしすぎず、将来的にも使いやすく快適になるように設計することがとても大切になります。子供に合わせて設計すると、成長するごとに増える持ち物や大幅に変わる目線から、仕切って狭くなった部屋から大きな圧迫感を感じてしまいます。そのため、成長しても対応出来る広さを確保することが大切です。
圧迫感のないつくりにするコツとしては余白のスペースもしっかり確保することです。余白を儲けるのはスペースの無駄遣いだと感じるかもしれませんが、全てがぎゅうぎゅうに詰まった部屋は使いにくい上に圧迫感があります。しかし収納を充実させることで余白を生み出し、圧迫感を少なくすることも出来ます。収納などを駆使して、いかに広い年齢層で使いやすい部屋を作るかが大切になりますから、リフォームの設計は良く練っておきましょう。
分割リフォームの際の注意点
(2)日当たりなど元々の設計や機能を考慮する
マンションの分割リフォームの際の注意点として、日当たりなど元々の設計を考慮することがあげられます。リフォームの持つ可能性は無限ではありますが、そもそもの部屋の造りを無視しては快適な部屋は作れません。もともとの部屋は一部屋しかないため、日当たりや電源などは限りがあります。そのため、片方の子供には窓があり、片方の子供には窓がないなどの分割リフォームをしてしまうのは避けた方が良いかもしれません。
無理に壁などで塞いでしまうと、長期にわたって部屋の快適性が損なわれることになります。このほか、エアコンなどの空調設備なども考慮しましょう。また、一部屋で設計しているものを単純に仕切っても日当たりや機能性はもとも一部屋分のため、仕切ったときに平等にすることは難しいものです。子供部屋の分割リフォームは、仕上がったときにどちらとも快適な部屋になるように、もともとの間取や機能を考慮して作り上げましょう。
分割リフォームの相場金額って?
マンションの分割リフォームの相場は10数万円から40万円が相場です。分割するだけであれば手軽に収納家具などで仕切るだけでも良いのですが、おのおのの部屋の機能と快適性を保つためにはやはりそれなりの費用が必要になります。
単純に部屋を区切る間仕切り壁の設置は、5から20万円かかります。壁とドアの新設は、30から70万円、手軽なアコーディオンカーテンの設置は5から8万円です。これらのほか、新しいコンセントの設置が1から3万円、照明とそのスイッチ増設におのおの2万円弱がかかります。さらにエアコンなどを増設すれば10万円ほど上乗せされます。仕切るだけであれば低い費用でも可能ですが、一見コストが増大しても、これらのリフォームを組み合わせることで将来的に快適性・機能性を維持する方がお得なケースもあります。
・まとめ・
今回は、マンションで子供部屋を分割リフォームする際に注意するポイントをご紹介しました。大切なお子さんの希望をかなえるために、分割リフォームを望む方も増えていますよね。今はもちろんのこと、成長したときにも快適で機能的な部屋にすることが大切になります。
そのため単純に部屋を仕切るだけでなく、部屋の造りや機能面に配慮することで、より長く快適な部屋作りに繋がります。子供部屋の分割リフォームを成功させるためにも、今回ご紹介した注意点を参考にしてみてくださいね。