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リフォームで起こり得るトラブルとは?知っておきたい原因と対策

家の不具合を改善したり、よりよい住まいに生まれ変わらせたりといった目的で行うはずのリフォーム。ところが、リフォームで住まいのトラブルが解決されることばかりではありません。中には、リフォームを行うことによってトラブルが発生してしまうということもあり得るのです。今回はリフォームで起こることのあるトラブルや、その原因、対策について解説していきます。

リフォームでトラブルが起こることってあるの?

リフォームをすれば100%問題が解決し、快適で暮らしやすい家を手に入れられると思われがちです。リフォームをすること自体にはプラスのイメージしか持たない人がほとんどではないでしょうか。もちろんリフォームによりすべてが満足のいく結果になったという人もいます。でも、実際は費用の面や仕上がりの面など、全面的に納得できるリフォームになったと思えるケースは意外と多くはありません。

予算を考慮して妥協したりと、理想どおりにはいかなかったということは珍しくないのです。それだけではなく、リフォームしなければよかったと思ってしまうようなトラブルに発展する事例も、実際に起きていることは知っておく必要があるでしょう。

事例① 希望と異なるリフォームになってしまった

リフォームは安い買い物ではありません。規模にもよりますが、何度も短期間のうちに繰り返すものではなく、一度リフォームが済めばしばらくはそのまま使い続けることになるのが一般的です。しかし、思い描いていた理想とはかけ離れた、希望と全く異なるリフォームになってしまったというケース。外壁塗装がイメージとは違った色になっていてびっくりした、間取りを変更したら思いのほか狭く感じるようになってしまったといった事例は特によく聞かれます。

特に壊れているなどの不具合ではなく「自分のイメージと違った」という場合は修正をしてもらうことも難しいため、そのまま我慢するという人がほとんどです。せっかくリフォームしたのに希望と違う仕上がりになっていたら、期待していた分ショックも大きいですよね。

事例② リフォーム後に不具合が発生

リフォームしたての時は文句のつけようがない仕上がりで満足していたはずなのに、間もなく不具合が発生してしまったという事例も意外とあります。工事の際に壁に傷がついて、気付かれないまま過ごしているうちに傷が大きく広がってしまっていた。また、水回りの移動で配管工事がうまくいかず水漏れしていたという事例が代表的です。

特に配管に関しては、業者の知識や工事の腕次第で、素人にはわかりづらいのが怖いところです。リフォームしてすぐに不具合に気付くことができればその場で指摘できるのですが、実際には使い始めてからでなければわからないことが多いため厄介です

安さだけで選んだ業者のずさんな工事が原因の場合も

不具合の発生や仕上がりの悪さなど、リフォーム工事自体に問題がある場合は、自分ではどうしようもできません。でも、実際ずさんな工事によるトラブルの事例も存在するので注意が必要です。リフォームを行う業者は資格を問われるわけではなく、専門的な知識や技術がなくても工事ができてしまいます。

経験や実績をチェックせずに安さだけで業者を選ぶと、このような悪徳業者に当たってしまう可能性があるということです。せっかくリフォームを行っても、手抜き工事によってすぐに不具合が生じてしまうのではやらない方がましということになってしまいますよね。このようなトラブルが起きないようにするには、しっかりと事前に対策を練っておくことが重要なのです。

トラブルの原因の多くはコミュニケーション不足

トラブルが起こる原因としては、様々なことが考えられます。希望通りのリフォームにならなかった事例で、不具合があるわけではないがイメージと違うという場合は、まずコミュニケーション不足が大きな原因といえるでしょう。イメージを共有するのは非常に難しく、口頭で伝えるだけではうまく通じないのが普通です。しっかりと時間を作って打ち合わせを行う必要があるのはもちろんですし、はっきりとしたイメージがある場合は図面や画像などを用いるのが鉄則です。

また、製品の色や材質などをチェックする場合も写真だけでなくできれば実物サンプルを借りることをおすすめします。ショールームがある場合は、足を運んで実物を体験すれば、イメージと違うというトラブルを防ぐことができます。

リフォームの希望を整理して業者に伝えよう

リフォームに関して業者に任せきりにするのではなく、自分たちの希望を整理し業者に伝え、理解されているか確認することでイメージの共有をはかることができます。担当者が変わる場合や工事の際に担当者が監督に来ない場合など、自分たちが伝えた内容が工事を行う職人に伝わっているか不安なときには、面倒でも確認した方がいいでしょう。

遠慮して任せたらやはりイメージと違う仕上がりになって後悔したという事例もありますので、大きなリフォームの場合は特にこまめに進捗状況を見るようにした方が安心です。修正可能な段階で指摘を受ければ、業者としても希望に沿ったリフォームができるでしょう。

疑問に感じたことはその都度確認を

リフォームの作業を見ていて「あれ、伝えたことと違っているのでは…?」「この工事は何のためにおこなっているのだろう」など、疑問を感じた場合は遠慮なくその場で確認しましょう。本来あってはならないことですが、担当者と職人間での連絡ミスなども実際起こってきています。そのようなミスなどがなくても、確認することで理解できて疑問が解決する場合もあります。

モヤモヤしたまま工事が進んでしまうのはよくありませんので、気になったことがあれば質問してみて下さい。そうすることによって業者とのコミュニケーションも自然ととれるようになりますし、相手から情報を伝えてくれることも増えるでしょう。大切な家のことですので、任せきりにせず自分でも興味や疑問を持ってリフォームに臨むことは役に立つはずです。

トラブルを防ぐには業者選びにも力を入れるべき

とはいえ、リフォーム中いつでも工事の様子が見られるわけではないという人も多いでしょう。特に契約したら工事が終わるまで基本的には任せたいという考えの場合は、業者選びに力を入れることでトラブルを未然に防げます。例えば水回りのリフォームを行う場合は、水回り専門の業者や実績豊富で評判の高いリフォーム業者を選ぶことをおすすめします。

安さだけで選ぶのはトラブルのもとになりますので、複数社から相見積りを取り比較して決めましょう。できれば初めの打ち合わせから工事の監督まで同じ職員が一貫して担当する業者が安心です。伝え漏れや連絡ミスなどのリスクも避けることができますし、顔を合わせる機会が増えるほどコミュニケーションも取りやすくなります。安心してリフォームを依頼するには業者選びから手を抜かないことがポイントなのです。

まとめ

リフォームでトラブルが起こるなんて…と思う人も多いかもしれませんが、珍しいことではありません。大切な家をきちんとしたリフォームにより長く暮らせる場所にするためにも、業者選びから仕上がりまで不安を残さないよう進めていきましょう。簡単に任せてしまうのではなく、自分もリフォームに参加しているという気持ちで臨むことが大切なのかもしれません。

 

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