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外壁のメンテナンスが重要な理由!家を長持ちさせるには早めの対処を

外壁は、家の外観を美しく保つためだけでなく重要な役割を持っています。新築の頃は何の問題もなかった外壁も、何年も経つにつれ少しずつ劣化していきます。劣化が進んでからメンテナンスを行えばいいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、メンテナンスはタイミングが重要です。今回は、外壁のメンテナンスがなぜ必要なのかご説明していきます。

家を守るには外壁メンテナンスは欠かせない

外壁の持つ役割は、外観のためだけはありません。家の中が快適な状態であり続けるためには、外壁がしっかりと機能していなければならないのです。台風による豪雨や照り付けるような日差しが家の中まで侵入してこないのは、外壁や屋根が家を守ってくれているからなのです。

ところが、常に屋外で家を守り続けているわけですからいつまでも健康な状態ではいられません。雨風にさらされ、紫外線を浴び続けるうちに少しずつ劣化していきます。まずは、表面をコーティングしている塗装の機能が落ちていき、その次に壁材自体の劣化が進みます。大切な家を守るためには、少しでも早い段階でメンテナンスを行うことにより、壁材の劣化に至る前に食い止める必要があります。

メンテナンスの方法は外壁の状態によって異なる

メンテナンスを行う際には、まず外壁の状態をチェックする必要があります。その結果次第で、どのような方法でメンテナンスすべきか決まってくるからです。塗装の機能が低下しているだけで壁材自体に問題がない場合は、塗装をし直すことで解決できます。ところが、塗装だけでなく外壁自体にひびが入っていたり浮いていたりする部分がある場合は、別の方法で対処する必要があります。壁材が劣化しそのような症状が出ていたらいくら塗装してもすぐに剥がれてしまうからです。

つまり、ふさわしいメンテナンスの方法を決めるためにも正確な点検が欠かせないということですね。そういう意味でも自己判断で点検するのではなく、業者に依頼して行った方がいいでしょう。

早めの塗装で外壁の劣化を防ごう

外壁のメンテナンスを早めのタイミングで行うことにより、その方法もより軽いもので済みます。早めのタイミングとは、劣化は進んでいるが何も不具合が起こっていない段階であることが望ましいです。塗料の耐用年数ギリギリまでメンテナンスを行わないという方も少なくありませんが、塗料の耐用年数は実際に塗装した場合早まるケースがほとんどです。

例えば10年持つ塗料であっても、実際には8年ほどで劣化が見られます。家が位置する環境にもよりますが、日当たりのいい場所や、逆に湿気が多くジメジメしている場所では外壁の劣化も進みやすいのでこまめなメンテナンスが必要になってきます。外壁を指でこすって白い粉がつくチョーキング現象が見られるということが、すぐに塗装すべきタイミングの一つの目安となります。

塗装だけじゃない!シーリングのチェックも重要

外壁のメンテナンスを業者に依頼すると、塗装とともにシーリングの張り替え(コーキングの打ち直し)も同時に行われるケースが多いです。シーリングとは、外壁のつなぎ目部分を埋める役割を持つもので樹脂をつなぎ目に注入しています。ところが、このシーリング材も塗料と同じように経年劣化します。施工して数年は弾力があるのですが、劣化すると硬くなって縮んでしまいます。その結果、外壁のつなぎ目に隙間ができてしまい、台風などによって雨漏りすることがあるのです。

そのような状況になってしまう前に手を打っておきたいですよね。そのためにも外壁のメンテナンスを行う際には、塗装だけで済ませるのではなくシーリングの張り替えも同時に行うことをおすすめします。

メンテナンスをしないとどうなるか

特に雨漏りなどの不具合が起こっていないと、外壁が劣化していることにもなかなか気付くことができませんよね。困ったことも特にないし、メンテナンスを依頼する業者選びをするのも面倒…と思う方も多いのではないでしょうか。それに、メンテナンスにはもちろんお金もかかります。できれば先延ばしにしてしまいたいと思うのも無理もありません。ですが、外壁にチョーキングが見られている状態を放置すると、劣化は思いのほか早く進んでいきます。

塗装が機能していない状態のまま過ごしているうちに外壁自体が紫外線や雨風をダイレクトに受けることになりますので、コンクリートや木材、壁に貼られた防水シートの劣化にもつながる恐れがあるのです。そうなったら、かなり大掛かりなリフォームが必要になってしまうでしょう。

メンテナンスの際にはより長持ちさせる方法を選ぼう

なるべくお金をかけたくないと考えるのは当然ですが、メンテナンスを行う際にはその場だけでなくこの先暮らし続けていくことも考えて方法を選ぶことをおすすめします。簡単で安い方法でもその時はいいかもしれませんが、すぐに外壁リフォームしなければならなくなって、結局コストがかかってしまうでしょう。

10年、20年と住み続けたいならメンテナンスもしっかりと行い、家を長持ちさせられるようにした方が結果的に費用も手間も抑えることができるのです。つまり、あと何年この家で暮らすつもりなのかということを考えながら、そのプランに合わせてメンテナンスのグレードも調整すればいいということです。

塗料の選び方は総合的に判断するのがおすすめ

外壁メンテナンスの基本である塗装も、使用する塗料によって費用が異なります。数年先にまた塗り替えようと思うなら耐久性の低い安価な塗料でもいいかもしれませんが、塗装するたびに足場を組む必要がありその費用ももちろんメンテナンスの都度請求されます。足場代20~30万円プラス諸経費もかかります。

安い塗料を選べば何度も塗らなければならないと考えると、グレードの高い塗料でメンテナンスの回数を減らした方が結果的にお得になる可能性が高いのです。その時々の家計からメンテナンスにどのくらい予算をかけられるかということも重要ですので一概には言えませんが、塗料選びも長い目で見て総合的に考えるようにした方がいいでしょう。

一戸建てはメンテナンスがおろそかになりがち

マンション住まいの場合は、外壁塗装も管理組合が行ってくれますので特に何も考える必要はありませんね。自分の部屋の中のメンテナンスだけしっかりと行えばいいのです。ところが一戸建ては管理してくれる人が誰もいません。家の中も外も、すべて自分で管理しなければならないわりに家に関する知識を持ち合わせていないものです。日々の生活に追われていると、どうしてもメンテナンスがおろそかになってしまいます。

特に外壁や屋根などは家の中にいるときには見えませんし、意識しないと気にも留めないで過ごしてしまうのではないでしょうか。せっかく手に入れたマイホームを少しでも長く快適な状態に保つためにも、意識してメンテナンスの計画を立てることが重要なのです。

まとめ

外壁のメンテナンスを適切に行うためにも、自己判断ではなくプロの目でチェックしてもらうといいでしょう。その際には、実績の豊富な信頼できる業者に依頼すると安心です。外壁をこすってチョーキングが見られないかというチェックは自分でもできますので、意識しながら時々実際に確かめてみて下さい。早め早めにメンテナンスを行い続けることで、大切なお家をご自身で守れるはずです。

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