外壁は古今東西様々なものが用いられてきました。そのため種類も多く選び方にも苦労する要素の一つです。なぜなら外壁にはそれぞれ良さがあり、欠点だらけの外壁は時代に淘汰されてしまうからです。そんな外壁ですが、選び方の基準が分からず困っている方は少なくありません。今回、家を建てる時や外壁リフォームで迷いがちな外壁についてそのポイントなどを中心に選び方のコツをお話しし、選び方で失敗しないための参考となるような解説していきます。
外壁の選び方は重要!その理由とは
外壁の選び方は重要です。単に住宅のデザインや外観だけでなく機能面においても大切な要素が沢山あるのです。ここでは外壁の選び方がいかに重要かその理由についてお話しします。
重要な理由は、機能や外観の両方を選ぶ必要があるからです。外壁は機能面の選び方では雨水や紫外線、熱と言った外部環境から外壁によって守るための機能を考えます。また、外観も外壁の素材によって大きく質感が異なり、選び方によって同じ構造の家でも洋風にも和風にもモダンにもトラディショナルにもできてしまうのです。そういった意味で選び方によっては、外見は新しくても機能面がイマイチという家になる可能性もあります。このように外壁の選び方一つで家の性格が変わってしまうので、その分重要なのです。
選び方を知る前に!外壁の役割を理解しよう
外壁の選び方は重要ですが、その選び方を知る前にそもそも外壁の役割は何なのかを知っておくことが大切です。この外壁の役割を知れば選び方を知る大きな材料になります。
役割だけを見ると屋根以上に多彩で、外壁の選び方によって生活空間を雨風から守るだけでなく、外壁のデザイン性や開口部としての機能性、住人のプライバシー保護、選び方によって外部からの騒音遮断、そして遮熱機能と言った多目的な役割を持っています。美観や性能をより良いものにするためにしっかりした外壁の選び方にこだわる必要があるのです。このように外壁の役割はたくさんあり、その分外壁材の選び方によって獲得できる役割は変わってきます。いずれにしてもまずは外壁の役割は多彩であることを理解することが重要と言えるのです。
家の外壁の選び方のポイントとは?
外壁の選び方が重要な理由や外壁の役割について知っていただけたでしょうか。それらを知っていただいたうえで外壁の選び方のポイントについてお話ししていきます。
外壁の選び方のポイントは機能、色やデザイン、そして価格です。この3つをチェックすればある程度質の高い機能と外観を手にすることができます。機能は上記でも少し触れましたが、熱や音に対する防護、親水性(雨水で外壁の汚れが落ちる機能)、付加機能として光触媒機能(太陽光で外壁の汚れが分解される)と言った選び方があります。色やデザインは自分や家族間での好みだけでなく、周辺環境を意識することも選び方のポイントです。落ち着いた住宅地なのに自分の家だけ蛍光色だったり、景観条例がある地域で前衛的な色やデザインを外壁に施すような選び方は望ましくありません。最後に価格も重要です。建物は外壁だけではありませんから、コストが偏らないように注意する必要もあります。
外壁の選び方!各素材の特徴を知る
外壁の選び方には素材の特徴を知ることで、より納得した外壁の選び方を行うことができます。そもそも外壁にはどのような素材があるのでしょうか。その点について素材の選び方の解説を行います。
選び方で候補に挙がりやすい代表的な外壁素材は5つあります。耐震性や防火性に優れたレンガやタイルのような外壁の窯業系サイディング、防音性や防水性に優れひび割れしにくい金属サイディングは機能重視の選び方で候補に挙がることが多いのです。
シンプルなデザインを求める選び方ではモルタル外壁を勧められます。理由としては、デザインに優れているからです。調湿機能や独特の風合いを求める選び方では塗り壁が選ばれますし、断熱性・耐火性に優れ耐久性を重視する外壁としてALC(オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリートのこと)が人気です。このような外壁がそれぞれ選ばれることの多い外壁として挙げられ、お話ししたような特徴を持っています。
重要な要素!外壁のコスト別の選び方
外壁の選び方は重要です。しかし、家は外壁だけで構成されているわけではなくリフォームを行う場合も、あるいは新築する場合も他の建材のコストを含めたトータルな見方が要求されます。外壁のコスト別の選び方というのも大切な視点です。
コストだけを求めるのであれば、モルタルが選び方としてベストです。シンプルな分外壁としては比較的安価で耐久性のあるALC外壁の半額程度で施工できる場合もあります。ただし、機能性の高い外壁塗装を行う必要があり、定期的に塗装を行う等、維持のコストがかかります。
建てた後のトータルコストを考えた選び方であればサイディングがおすすめです。こちらは建設のコストはややかかりますが、維持までを考えるとコストが安い選び方と言えます。機能面を重視するのであれば多少コストが高いですが、ALCを選ぶのがベストです。塗り壁は施工によりコストが変わってきますから、いずれにも当てはまります。
代表的な配色を紹介!外壁の色の選び方
冒頭でもお話しした通り、外壁は外観の要素もあります。そのため選び方の一つに色という要素も存在するのです。外壁の選び方の一つである配色についてお話ししていきます。
基本的に配色は屋根と外壁による単色の組み合わせを配色の選び方です。この屋根との組み合わせですが、人気の配色は外壁をホワイト系で屋根をブラックやブラウンなどの暗色系にするという選び方に人気があります。屋根と外壁の配色を逆にすると、単独ではまだいいですが、景観を悪化させる恐れがあるので選ばれにくいです。このほか茶系の色の外壁にブラック系の屋根という配色の選び方も人気が高いです。基本的にピンクや黄色と言った色は、色あせしやすいなどのデメリットもあるためあまり選ばれません。このように機能面や周囲を意識した配色を重視した選び方が多いです。
将来性を考えた外壁の選び方の視点も重要!
外壁の選び方はこれまでお話しした要素の他に将来性も考える必要があります。今住んでいる家は来年引き払うと言うわけではなく、長い期間にわたって利用していくものです。そのため将来を考えた外壁選びも重要です。
主なポイントはメンテナンス性と色あせのしにくさです。メンテナンス性では外壁のひび割れのしにくさや補修のしやすさが選び方として重視され、外壁の耐用年数の高さを重視し、補修によるメンテナンスを減らす選び方もあります。また外壁の色あせのしにくさを重視すると黄土色であったり、寒色系の色などがあり、それらの色を軸にして進めるという選び方もあるのです。それら2点を重視しつつ自分の気に入った外壁を選択するのも家づくりのための重要な選び方ではないでしょうか。
失敗しない外壁の選び方を知って納得の施工を受けよう!
これまで様々な外壁の選び方についてお話ししてきました。これらはいずれも外壁の選び方として大切な要素です。トータルに判断する材料を知っておくことで納得の外壁の選び方ができます。
外壁の機能を重視した選び方や風合いやデザインを重視した選び方、コストにこだわる選び方や将来的なメンテナンス性、色あせのしにくさと言った選び方を外壁に求めていくことが大切です。それでいて自分たちが納得したデザインや機能を選んでいくことで機能的にも外観的にも、そしてコストや将来性を視野に入れる選び方を意識した施工を行うことができ、失敗しない外壁選びに近づいていくと言えます。これだけのことを考えられれば選び方としてかなり納得のいく施工を期待することが可能となるのです。
まとめ
外壁の選び方は種類が無数にある分、外壁にまつわる様々な要素を考えた選び方が要求されます。しかし、それらに振り回されて本当に自分が実現したい外壁リフォームや新築を避けてしまうのは選び方としていかがでしょうか。やはり、まず自分が住みたい外壁を考え、それが多くの視点から見てどういう選び方になるのかを検討したうえで、機能面やコスト面ですり合わせを行っていくのが外壁の選び方として納得のいくものではないでしょうか。