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床のリフォームっていくらかかるの?費用の相場と注意点とは

長く住み続けるにつれ、床にも経年劣化により傷みが生じてきます。床をリフォームする場合どのくらい費用がかかるかわからなくて不安に感じる方も多いのではないでしょうか。床は、選ぶ材質や面積はもちろん工事の方法によっても費用が変わってきます。そこで、床のリフォームにかかる費用の相場や注意点をまとめました。今後リフォームを予定している方は参考にして下さい。

床をリフォームするメリット

床をリフォームすることによって部屋が明るくなったり新築のような快適さを実感できたりすることは大きなメリットです。さらに床材をそれまで使用していたものとガラッと変えることにより、部屋の印象もかなり変えることができます。畳からフローリングに変えるリフォームなど、部屋につながりが生まれることにより広々とした空間を作り出すことが可能です。また、小さなお子さんのいる家庭では衝撃を吸収しやすい床材や傷が付きにくい床材など機能性のあるタイプを選ぶことにより、安全に伸び伸びと遊ばせることができるでしょう。

このように床のリフォームによって、ライフスタイルに合う空間作りが実現できるのです。さらに、リフォームを機に床の下地をチェックすることができ、大規模な修繕が必要なほど傷むことを防げるのもメリットの一つといえるでしょう。

費用はリフォーム内容による

床のリフォームと一言で言っても、その内容は様々です。床材ごとの相場に関しては後ほどご説明しますが、床のリフォームは工事の方法も大きく分けて2パターンあり、それによって相場が変わってきます。2パターンの工法とは、「張替え工法」と「重ね張り工法」です。

古い床材をすべて撤去し新しい床材を張り直すのが張替え工法で、重ね張り工法に比べると費用は高めになるのが一般的です。手間や材料費がかさむというデメリットはありますが、一度剥がしてから張り直すため下地の状態を確認することができます。畳からフローリングへ張り替える場合など床材をガラッと変更する際や、10年以上張り替えていない場合には張替え工法が適します。「重ね張り工法」は古い床材の上に新しい床材を張るため短時間で済み費用も抑えられますが、床の高さが若干上がる点は注意が必要です。

畳からフローリング張替えの相場

 

張替え工法で行う代表的なリフォームが畳からフローリングへ張り替えです。張替え工法でフローリングを張る場合一般的に1畳当たり約3~6万円が相場です。6畳で約9~18万円、8畳で約10~20万円ほどとなります。

さらに、畳からフローリングに張り替える場合、下地も変更する必要があります。そのため一般的な床リフォームのように単純に床材と工事費だけで済むわけではありません。一般的に1畳当たり約3~4万5000円ほどの工事費が必要となってきますので、注意が必要です。和室から洋室へのリフォームを考えている場合は、予算を決めてその範囲で床材など選べるようにすることをおすすめします。

選び方で異なる!床材の相場

床のリフォームは、選ぶ床材によって費用の相場が変わるとお伝えしました。ここでは工事費込みの価格でご説明します。例えば同じフローリングでも、無垢フローリングと複合フローリングでは材料費が違います。さらに木材の種類によっても幅がありますが、オークタイプの場合1畳当たりの相場で無垢が約2~4万5000円ほど、複合では約1~3万5000円ほどとなります。複合フローリングを選ぶ方が費用は抑えられる傾向にありますが、耐久性の高いものや無垢に近い仕上げ方などものによってはわりと高価な床材もあります。

水回りにもよく使われるクッションフロアは1畳当たり約1~6万円、カーペットは1畳当たり約8000~1万5000円が相場です。いずれも工法や製品によってかかる費用がかわります。畳の場合は、グレードにもよりますが新調する場合は1畳当たり約1~3万5000円が相場のようです。

憧れの床暖房にリフォーム!

床のリフォームを検討する際に、気になるのが床暖房の導入です。床暖房を取り付ける場合、既存の床の上に直貼りすることもできますが、床材のリフォーム時期を迎えている場合は張替え工法とともに床下に床暖房を入れることをおすすめします。なぜなら、床暖房を床上につけてしまったら、しばらく床のリフォームができなくなるからです。床のリフォームと同時に床暖房を取り付けた方が無駄がありません。

費用は1畳当たり約8~11万円ほどかかるほか、温水式床暖房の場合は熱源機の設置費が別途かかります。床のリフォームを考えている場合は床暖房を導入するチャンスでもありますので、工事に踏み切る前に予算の面も含め検討してみるといいでしょう。

床のリフォームは家全体を見て考えるべき

床をリフォームするタイミングは床材にもよりますが、おおむね10年前後といわれています。リフォームはピンポイントで考えてしまいがちですが、一つの部屋の床のリフォームを考えるなら他の部屋もチェックしましょう。

また、床をリフォームするタイミングで間取りを見直したり、壁や天井の傷み具合もチェックしたりすることをおすすめします。せっかくリフォームしたのに数年経ってやっぱり間取りを変更したくなって再度リフォームが必要になったという失敗例もあるのです。リフォームは、できるものは同時に行うことで手間も費用も抑えることができます。

マンションの場合は管理規約を要チェック

一戸建ての場合は基本的に所有者が管理することになりますので、床のリフォームに関しても床材の選び方や工法など好きなように決めることができます。ところが、マンションの場合はそうはいきません。特に、音の響きやすい無垢のフローリングは防音性を損なうということで管理規約によっては使用できないように定められていることも少なくないのです。

マンション住まいの方は、リフォームを考え始めたら必ず管理規約を確認してから計画を進めていくようにしましょう。床材に限らず、間取りなどに関しても自由に変えることができないよう定められていることが多いため、知らずにリフォームしてしまうことのないよう、しっかりとチェックする必要があります。

床のリフォームは早めに計画を

床のリフォームは比較的大掛かりなイメージもあり、必要を迫られない限り踏み切りにくいものです。ただ、歩いていると音が気になったりブカブカ浮き沈みしたり、目立つ汚れや傷があったりと明らかに劣化が進んでいる場合は、早めにリフォームすることをおすすめします。

床の傷みを放置した結果下地部分にまでダメージが広がり、想定外の出費が必要になるケースもあり得るため注意が必要です。下地の傷みも経度の場合は床の張り替えリフォームのついでに簡単な補修で済ませることができます。これまでご紹介してきた費用の相場はあくまで問題のないケースでのリフォームですので、リフォーム時期を逃さないよう日頃から床を含め家の状態を気にかけながら暮らすようにしましょう。

まとめ

床をリフォームする場合は、床材の選び方はもちろん工法によっても費用が変わってくることをお伝えしてきました。安いからいいというわけはなく、その家の状態に合わせた床材や工法を選ぶことが大切です。費用の相場も含め、床のリフォームに関して気がかりなことは信頼できるリフォーム会社に相談するのが一番。リフォームを考え始めたら早めに計画を立てましょう。

 

 

 

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