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抗菌壁紙とは?抗ウイルス壁紙との違いも含めて解説

こんにちは、クラサキのリフォーム市場です!

快適な暮らしの中では衛生面の問題が常につきもの。ここ数年で注目度が上がり、普段から住まいに清潔さを求めたい人におすすめなのが抗菌壁紙です。

ここでは、抗菌壁紙の仕組みや種類について詳しく解説していきます☆

 

抗菌壁紙とは

壁紙はどれも同じと思われがちですが、日本の住宅で主流となっているビニールクロスには、消臭、防カビなど様々な機能のついた商品があります。

抗菌壁紙もビニールクロスの機能の一つで、壁についた菌の増殖を抑制する機能のある壁紙です。

 

抗菌壁紙の機能

抗菌壁紙には、汚れや外出先から持ち帰った菌の増殖を防ぐ働きがあり、主に病院や福祉施設など衛生意識の高い場所で利用されており、多くの人が集まる商業施設などでも導入されています。

抗菌壁紙は、どのような種類でも効果は基本的に同じですが、素材に関しては光触媒や消石灰など商品によって異なります。

光触媒

光触媒塗料は、太陽光などによる化学反応から有害な物質を分解し無害化できる塗料です。そのため、光触媒の力で菌の繁殖を抑えることが可能になります。

消石灰

消石灰は漆喰の主な原料で、細菌の増殖を抑える効果があります。

また、抗菌壁紙の中には消臭効果のあるものや、防カビ効果の期待できる商品もあります。

 

抗菌壁紙と抗ウイルス壁紙の違い

抗菌壁紙と似た効果の壁紙に、抗ウイルス壁紙というものがあります。一見すると同じ種類の壁紙と思われがちですが、これらは同じ効果のある壁紙ではありません。

ここからは、抗菌壁紙と抗ウイルス壁紙にはどのような効果の違いがあるのかをご紹介します。

 

◎抗菌壁紙は細菌を抑制するもの

抗菌壁紙は細菌を抑制する働きのある壁紙のことで、ウイルスに対する効果が期待できる訳ではありません。

そもそも細菌とは自分の力で移動することができ、栄養を摂取して取り込み細胞分裂して増殖していくもので、抗菌とはその細菌の増殖を抑制する効果を指します。

そのため、ウイルスに対して効果がある抗ウイルス壁紙とは全く別の仕組みとなっていて、抗菌壁紙のみではウイルスに対して効果を発揮することはできません。

細菌には人体に侵入して病気を引き起こす悪い菌もありますが、一方でビフィズス菌など身体に良い効果をもたらす菌も存在し、すべての菌を排除するのが良い訳ではありません。抗菌壁紙は先述の通り、人体に有害な菌にのみ効果を発揮します。

 

◎抗ウイルス壁紙はウイルスを不活化させる

抗菌壁紙は菌に対して効果を発揮するのに対し、抗ウイルス壁紙はその名の通りウイルスに対して効果を発揮します。

ウイルスとは、タンパク質の殻の中に核酸が入った構造をしており、細菌よりも小さく自ら移動する力はありません。そのためウイルスは周りの生物の細胞に寄生して増殖していきます。

抗ウイルス壁紙は、このウイルスを不活化させる効果がある壁紙です。不活化とは感染力を失わせることであり、ウイルスの外部組織を破壊して生物の細胞への侵入と増殖をするための機能を壊し活動できなくさせることです。

一般的にはウイルスの不活化はアルコール消毒などで行われます。抗ウイルス壁紙の表面には抗ウイルス成分の入った表面コート層が存在するため、抗ウイルス効果を発揮できます。

 

なお、抗菌効果と抗ウイルス効果が一緒になった壁紙も販売されています。中には抗カビや消臭機能付きの商品も多くあり、抗菌と抗ウイルス両方の効果が欲しい場合には、このような商品を求めると良いでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

なお、抗菌性の壁紙に張り替えたとしても、それだけで部屋や壁紙がきれいな状態で保たれるという訳ではありません。

抗菌壁紙はあくまで雑菌繁殖予防の補助であって、通常の壁紙と同様に掃除、お手入れは必須です。

また、抗菌壁紙の機能は細菌の増殖を抑えることなので、感染症を直接防止する効果はありません。抗菌壁紙や抗ウイルス壁紙に張替えれば感染症予防になるという訳ではないので、その点は注意しましょう。

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