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水回りを増築したい人必見!リフォーム費用の相場と押さえておきたい注意点

製品の入れ替えを行う水回りのリフォームは比較的費用もそこまでかからず工期も短いのが一般的です。ところが、水回りをさらに増やしたいとなると話は別です。「増築」は、既存の空間に水回りを増築するのか、家の中には設置できるスペースがないため空間自体を増築して設置するのかによっても費用や工期など大きく変わってきます。増築によって水回りを確保したい人が知っておきたい費用の相場や注意点をご説明します。

水回りって増築できるの?

水回りの移動や間取り変更に関しては耳にしたことのある方も少なくないかもしれません。また1階にしかなかったトイレを2階部分にも増設する、ちょっとした手洗い場を増設するなどといったリフォームも比較的行われています。そのような増築の場合は、一般的な水回りリフォームと比べると複雑な配管工事や基礎工事が必要ではありますが、問題なく行われるケースがほとんどです。

心配なのは、家の中に納まりきらなくなるため増築することによって水回りを設けるというケースです。これって、実際可能なのでしょうか?結論から言うと、家の増築や改築は一般的に行われていますので水回り設置を目的とした増築ももちろんできます。二世帯住宅への建て替えとまではいかない、中規模なリフォームという位置づけで実際に行われることがあります。

増築リフォームのメリット

一般的な家庭では、水回りは一か所ずつ設けられているのが基本です。ただし2階建ての戸建て住宅の場合はトイレが各階にあるのが主流となっています。核家族の場合は特に問題なく使えることがほとんどですが、親との同居をきっかけに不便さを感じるようになるということがよく聞かれます。

二世帯住宅として建てられた家でない場合は、1階部分と2階部分にそれぞれ水回りが備わっていることでほどよい距離感で生活できるようになるというメリットがあります。また、核家族でも子どもが多い場合などは洗面化粧台を2台に増やすといったケースも見られます。水回りを増築することによって、不便さによるストレスをなくし生活しやすくする効果があると考えられます。

増築する場合の相場ってどのくらい?

では、実際水回りを増築した場合どのくらいリフォーム費がかかるのか見ていきましょう。まずはキッチンの増築にかかる費用の相場です。キッチンは製品のグレードにより価格差がありますが、工事費込みで150~250万円ほどが相場といえるでしょう。他の水回りにもいえることですが、既存の配管からの距離があくほど工事費が高額になるのが注意点です。トイレの相場は約70万円で、こちらもトイレ本体となる製品の選び方によって変わってきます。

ユニットバスを増築する場合は選ぶサイズによっても増築工事費がかわってきます。1坪タイプの場合は一般的な製品で70万円と増築工事費50万円、配管と電気工事費10万円で約130万円が相場です。洗面化粧台もグレードによりますがおよそ50万円が相場となり、水回りすべてを増築した場合は最低でも400万円は見ておきたいところです。

増築は建ぺい率のチェックが必須

これまでご紹介してきた相場は、既存のスペースに増築する場合のものです。水回りのためのスペースを新たに確保するため部屋を増築するとなると、これにプラスして増築費用が必要となります。相場は1坪あたり70万円ほどと言われています。そして、部屋を増築する場合は注意点があります。それは、建ぺい率のチェックです。

建ぺい率とは、土地全体の面積に対して建物が建てれる面積のパーセンテージを表したもので、建築基準法により定められています。増築は床面積を増やすリフォームとなりますので、場合によってはこの建ぺい率をオーバーしてしまう可能性があるのです。オーバーした場合は法律違反となりペナルティーが科されたり取り壊しが迫られたりすることもあるため、注意が必要です。

増築は工事が大掛かりになる

さらに、部屋自体の増築となると一般的な水回りリフォームよりもはるかに費用がかかることはもちろん、工期も膨らみ大掛かりな工事となります。床面積を広げる増築の場合、リフォーム前に申請し審査を受ける必要もあります(確認申請)。そのため書類の準備など複雑な手続きに関してはリフォーム会社に依頼することができますが、事前審査を含めて工事完了まで時間がかかることは頭に置いておきましょう。ちなみに確認申請にも数万円の費用がかかります。増築は簡単にできるものではないということですね。

もちろん、マンションでは部屋の増築はもちろん不可能です。集合住宅であるマンションでの水回りリフォームでは、管理規約を必ずチェックし規約に沿ったリフォーム計画をすることが大きな注意点となります。

間取り変更などの方法も検討してみよう

水回りを増築したいと考えた時に、本当に現在の床面積ではスペースを確保できないのかよく考えることが大切です。例えば、押し入れ部分をリフォームして浴室を増築したというケースもあります。部屋の増築となるとかなり大掛かりな工事となってしまいますが、既存のスペースを上手く使うことができれば費用も手間や時間も節約することができます。

部屋を増築しなくても間取り変更すればどうにかなるようなケースもあります。すぐに床面積を広げることを考えるのではなく、まずは既存のスペースを有効活用してできるだけコンパクトにまとめる方向で考えてみることをおすすめします。

水回りを増築した人の事例

朝の身支度で洗面化粧台の取り合いになることが続いていたので2台に増築したという事例は多いです。実際にリフォームした方の中に、増築を検討する際に動線も見直したという声がありました。単に水回りを増築しただけでなく、出入り口を確保することで家族の動線がぶつかりにくくなったというのです。また、2台目のキッチンは大きなシステムキッチンではなくミニキッチンで十分だったという事例も。

増築によってより暮らしやすくするためには、水回りが一つだと何が不便なのか、増築する目的は何かということを事前に整理しておきましょう。そうすることで、効果的なリフォームにすることができるはずです。

増築は慎重に検討を

リフォームを検討する際には、今の暮らしだけでなくこの先の暮らしも考えるというのも大切な注意点です。水回りの耐用年数はどれも概ね10~15年と言われています。その間、家族も成長していきますしライフスタイルが変化する可能性もあります。ほんの短期間を乗り切るだけだから増築する必要はないという判断になる可能性もあります。

せっかくお金も時間も手間もかけるのですから、意義のあるリフォームにしなければなりません。水回りの増築は本当に必要なのか?間取りの変更で対応すべきなのか?床面積を広げる増築工事が必要なのか?など、契約に踏み切る前にリフォーム会社に相談しながら後悔のない選択をして下さい。

まとめ

水回りの増築には、単純に製品の導入だけでなく複雑な配管工事や電気工事、さらに間取り変更・部屋の増築など様々なことがからんできます。実際にリフォームする際には、費用の面も含めて既存のスペースを賢く使える方法をまずは考え、部屋の増築は最終手段としておくといいでしょう。水回りの増築は難しいリフォーム内容ですので、業者選びも重要です。実績豊富で信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。

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