こんにちは、クラサキのリフォーム市場です!
浴室の換気扇、毎日動かすにもかかわらず、ふだんはその存在をあまり意識しないものですよね。
浴室の照明をつけるのと同じくらいに、動くことが当たり前と思われがちな換気扇。しかし実際には、湿度が高く温度差も激しい過酷な環境の中、換気を続ける換気扇の負荷はかなりなものです。 ある日とつぜん異音がするようになり、やがて止まってしまう。カバーを開けてみるとホコリだらけ、ということもしばしばではないでしょうか。
お手入れをきっちりとしなければ、寿命が来る前に故障してしまうかもしれません。そこで今回は、浴室換気扇のお手入れの方法と、故障してしまった場合の交換について解説します☆
①ブレーカーを切る
浴室はその性質上、水気が多いことは避けられません。水のある場所で電気機器を扱うには十分な注意が必要です。感電などの事故を防ぐためには、浴室換気扇のスイッチを切るだけでは足りません。浴室に電気を供給している元であるブレーカーを切るようにしましょう。
ブレーカーに並んでいるスイッチごとに、エアコン、玄関などと、電気を供給している場所や機器の名称が書かれているはずです。その中から浴室に相当するスイッチを切りましょう。大雑把にしかわからない場合は、冷蔵庫など止めるとまずい箇所を 除いて、全部切ってしまうのもひとつの方法です。
ブレーカーのスイッチを切ったならば、ほんとうに電気が切れているかを必ずたしかめてください。方法としては、一度、浴室換気扇のスイッチを入れてみます。スイッチを入れても換気扇が動かないようならば、浴室の電源は切れているでしょう。
しかし念のため、浴室の照明でも確認してください。なぜならば、換気扇自体が故障していて、電源を入れても回らない、ということも考えられるからです。換気扇に電気が流れているまま掃除をすると、故障につながるおそれもありますし、なにより感電の危険があります。細心の注意を払うに越したことはありません。
②本体カバーを外す
浴室の電源を止めたならば、浴室換気扇の掃除を始めましょう。まず、目にホコリが入らないように、メガネやサングラス、ゴーグルなどを用意します。換気扇近辺は暗い場合が多いので、レンズは透明なものがいいでしょう。口はマスクをするかタオルなどで覆うようにします。軍手などで、手を保護するようにしてください。
換気扇は高い位置にある場合が多いので、手が届かないようならば、丈夫で安定した椅子か、脚立を準備します。取り外す部分がネジ止めしてある場合は、ドライバーも用意しましょう。
準備が整ったならば、椅子や脚立をしっかりとした場所に配置します。足場が安定していることを確かめてから、浴室換気扇の本体カバーを外しましょう。本体カバーは、手でも簡単にはずせるものがほとんどです。なかなかはずせない場合は、機器の説明書なども参照してください。
③本体内部を台所用洗剤で掃除する
カバーがうまくはずせたならば、浴室換気扇の本体内部を掃除します。掃除には中性洗剤を使いましょう。浴室の換気扇は、油汚れがないのでアルカリ性の洗剤を使う必要はありません。重曹などアルカリ性のものを使うと部品が変色するおそれもありますし、重曹の場合は研磨作用もあるため、製品をキズつけてしまう場合もあります。使用する洗剤については、製品の説明書も確認してください。
最初に、ファンの部分のホコリをブラシや掃除機などで取り除きましょう。その後、洗剤を染み込ませた布で丁寧に汚れを落とします。ファン以外の部分の汚れも、同様に落としましょう。最後に、水気が残らないよう乾いた布で乾拭きします。
ファンが取り外せるタイプのものならば、取り外したのち、中性洗剤でつけ置きしましょう。2、30分つけた後、食器洗い用のスポンジなどできれいに洗います。外してある本体カバーも同じようにして洗ってください。ファンを外した換気扇の内部も、中性洗剤を染み込ませた布を使って汚れを落とします。
なおファンについては、簡単には外せないものもあるため、無理にはずすことは避けてください。電気配線が切れてしまったり、故障したりするおそれがあります。最後に、外した部品や換気扇内部など、水気が残らないようにキレイに乾拭きしましょう。
④カバーとブレーカーをもとに戻す
浴室換気扇本体と、取り外した部品が十分に乾いたならば、各部品を元に戻し、本体カバーを取り付けます。その後、ブレーカーの浴室箇所のスイッチを入れてください。浴室で換気扇のスイッチを入れてみて、正常に動作するかを確認しましょう。異音がしたり、正常に動かなかったりした場合はすぐにスイッチを切り、メーカーの窓口などに連絡してください。電気機器の故障を自分で直そうとするのは危険です。メーカーに連絡して、修理や交換の相談をすることをおすすめします。
◎掃除は3か月に一回が目安!
浴室にはホコリがあまりないように思えますが、浴室換気扇には意外とホコリが溜まります。ホコリが溜まってしまうと換気扇の能力が落ちますし、場合によっては寿命が来る前に故障してしまうかもしれません。
浴室換気扇には、浴室の湿気を取るという重要な役割があります。能力が低下したり、故障したりといったことがあると、浴室の湿気対策が不十分となり、カビ発生の原因となってしまいます。そんなことにならないためにも、浴室換気扇の掃除はまめに行いましょう。
本体カバーは簡単にはずせるので、月に1回は掃除するようにします。最低限、外側からだけでもホコリを取り除いてください。掃除機を使えば簡単に行うことができます。換気扇全体を掃除することも、3ヶ月に一度は行いましょう。そうすることで換気扇の寿命を延ばし、能力を保つことが可能となります。
いかがでしたでしょうか。
換気扇の交換もできますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。