昨今はテレビなどのメディアの影響もあって、リフォームをする人が増えています。古くなった戸建てやマンションを新築同様に出来るリフォームはとても魅力的ですよね。しかし、いざリフォームしようと思っても、業者によって内容も予算も変わってきますよね。予算の決め方や、リフォームならではの注意点なども中々分かりにくいものです。そこで今回は、誰も教えてくれないリフォームの予算の決め方と注意点についてご紹介致します。
予算はリフォーム内容と相場から決めよう
リフォーム予算の決め方のポイントとしては、まず自分がどのようなリフォームを希望するかが大切です。リフォームと一言にいっても水回りや部屋の一部を変えるだけなのか、外観を含めて新築のようにするのかでかかるコストも変わってきますよね。そのため、希望するリフォームの優先順位を明確にしておくと予算を決めやすくなります。優先順位として、リフォームの規模は全体なのか一部なのか、利便性や必要な機能をどう確保するかなどを先に決めてしまいましょう。
優先順位を決めたら、そのリフォーム内容のおおよその相場を調べましょう。とは言え、いきなり細かい部分まで正確に調べるのは難しいですね。大手のリフォーム業者などは、過去のリフォームの例やかかる費用などをウェブサイトで紹介しているところも多いです。また、リフォームの規模ごとに必要なパーツや施工料などを、内容のグレードごとに分けてパック価格として売り出している業者も多くあります。
もちろん元々の建物の造りに差があるので諸経費が加算されることもありますが、これらをチェックしておくとおおまかな相場を知ることが出来ます。その上で様々な業者から見積もりを取っておくと、より予算を決めやすくなりますよ。希望を明確にして相場を調べてからデザインや素材、パーツ類を選ぶことで、より質の良いリフォームをすることが出来ます。
予算の決め方は業者の質とパーツの価格も加味しよう
自分の希望が明確になったら、今度はリフォームに必要な素材やパーツの商品の価格の相場を調べます。この方法は水回りやバスルームなど、備え付けの設備をリフォームする場合に特に役立ちます。トイレリフォームの場合として、トイレ本体の値段とその施工料を足すとおおよその予算を割り出せます。
施工料もトイレなどの商品代も業者によって価格が違います。同じような商品でも価格に差があるので、商品の価格が妥当か判断するには、相場を知っておく必要があります。建物全体をリフォームする場合も、まず使用されるパーツや素材などのおおよその相場を知っておくと、予算を決めやすくなりますよ。
そして大切なのは業者の質、主に施工技術です。殆どのリフォームはどこかに届け出を出す必要がなく、業者も特に資格を必要としません。そのため、リフォーム業者は技術にばらつきがあるのです。安く同じパーツを使ってリフォームしたとしても、技術的に難があると後々トラブルになりやすくなります。リフォーム後にも住まいを長く大切にしたいのなら、業者の質もよく調べた上で予算に加味する必要があります。
リフォームの予算を決めるときの注意点とは?
リフォームの予算を決める時の注意点としては、同じ予算でも業者によってリフォームの内容や質が変わってくるということです。そのため、希望のリフォーム内容と価格の相場から大きくかけ離れている場合は、一体他の業者と何が違うのかよく調べる必要があります。
具体的には業者から見積りをしてもらって、パーツや素材の値段や施工料を細かくチェックしていきましょう。ここで少しでも気になる点があるなら逐一確認し、リフォームを頼むまで慎重に判断していく必要があります。リフォームの見積りも数社からしてもらうと比較することが出来て、対象の業者が妥当な金額で受注しているか判断しやすくなります。特に高額なリフォームの場合は見積りを何件か用意しておくことで、必要以上に高額なリフォームを見抜くことも出来ます。
ただし高めの価格設定だからといって、一概に悪い業者だとは言えません。中には安い金額で見積りを出したのに、諸経費が嵩んで結果的に高額になるケースもあります。他にも、技術や経験が不足した施工者に任せて安く仕上げている場合もあり、仕上がりに差が出たり後々トラブルに発展することもあります。そのため複数の業者に見積りをしてもらう時は、値段だけでなく業者の対応や評判もよく見て、本当に信頼できるかどうかというところもチェックしておきましょう。
・まとめ・
今回は、リフォームの予算の決め方のポイントと注意点についてご紹介しました。予算の決め方のポイントは、自分の希望とリフォームにかかる金額の相場を照らし合わせて考えることです。また、相場や値段だけにとらわれないで、リフォーム業者の評判や質にも注意を払いましょう。納得のいくリフォームをするために、これらのポイントと注意点に気をつけてみてください。