住宅のリフォームの中でも、多くの人が行うのが水回り。水回りとは、主にお風呂・トイレ・洗面台・キッチンの4か所を指しますが、いずれも生活に欠かせない重要な場所ですよね。そして、頻繁に使うために劣化しやすい場所でもあります。今回は、そんな水回りのリフォームについての基礎知識をまとめました。リフォームについてまずは基本的な情報を押さえておきましょう。
水回りのリフォームはタイミングが重要
水回りは、住み続けていくうちに必ずリフォームが必要になってくる場所と言われています。でも、いつリフォームすればいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。いつかやらなきゃな…と思っているうちに、劣化がどんどん進み水漏れを起こしたり故障したりすることもあるので、タイミングをしっかりと見てリフォームを行うことが大切です。
水回りは、長くても10~15年ほどが耐久年数と言われていますので、古くなってきたなと感じたら故障する前にリフォームしてしまいましょう。また、工事中は使用できなくなりますので、どの季節に行うのがいいかということも考えておくといいですね。次に詳しくご説明しますが、特にお風呂のリフォームでは数日間入浴ができなくなりますので、特に夏場は連日銭湯通いなど対策が必要になってきます。
リフォームにかかる期間
リフォームを行う場合に気になるのがどのくらいの期間かかるのかということですよね。先ほどもお伝えしたように、リフォームするとなると水回りを使用できない期間が発生するため注意が必要です。そこで基礎知識としてリフォームにかかる期間について押さえておきましょう。
お風呂は工事内容によりますが、ユニットバスの交換だけでも4~5日間は使えなくなる可能性があります。トイレは半日~1日程度で済む場合がほとんどですが、和式から洋式へのリフォームの場合など2~3日かかるケースもあります。その間簡易トイレの設置が考えられますが、事前にリフォーム会社に確認しておくといいでしょう。キッチンは場所の移動がなければ1~2日でリフォームできますが、移動が伴うと3~4日かかることもあります。洗面化粧台も入れ替えのみの場合は1日で済むでしょう。いずれのリフォームも、製品の入れ替えのみか、場所の移動が伴うかなど工事内容によってかかる期間も変わってきます。
リフォーム費用の相場
リフォームにかかる費用も、製品のグレードによって幅があります。工事費は工事内容が同じであればリフォーム会社によって大きく差が出ることはまずありませんので、費用を抑えるには安い製品を選ぶ必要があると考えて下さい。基本的にキッチンや洗面化粧台はサイズが大きく機能性の高いものほど価格も上がります。また、いずれの水回りもオプションをつけることによって費用もどんどん上がっていきます。
一般的にトイレと洗面化粧台は8~25万円ほど、キッチンは40~150万円、ユニットバスは50~180万円ほどと相場にかなり幅があるので自宅に合ったタイプを選ぶことが大切です。また、水回り4か所あるいは数か所を同時にリフォームするプランもあり、1か所のみのリフォームより基本的にお得になっています。
同時リフォームがおすすめな理由
水回りを数か所同時にリフォームすると、水回り4点パックなどで非常に安く済ませられるというメリットがあります。4か所同時に行わなくても、お風呂と洗面化粧台を同時リフォームすることで、脱衣スペースの壁や床の張替えを一度で済ませられるというメリットもあります。このように費用の面でバラバラに行うよりはお得になる同時リフォームがおすすめです。
また、同時にリフォームしてしまえば次回のリフォームのタイミングも合わせられるのでややこしくありません。別々の日に何度も業者を呼んでリフォームするより、同時リフォームで一度の打ち合わせ、数日間の工事で済ませられた方が精神的にもラクという人も多いですよ。
実績のあるリフォーム会社に依頼を
水回りのリフォームでは、基礎知識があってもやはり迷う部分が多いです。製品の種類も非常に多いですし、どのメーカーのどのお風呂にしようか、トイレはタンクレスにすべきか、キッチンは…と、選択肢が多いだけになかなか決められないこともあるでしょう。リフォーム製品の選び方や不安な部分・疑問点が出てきたら、リフォーム会社が相談に乗ってくれます。
水回りリフォームに関する基礎知識を教えてくれますし、お客様の立場に立ってアドバイスしてくれるので安心してリフォームの計画を進めていけます。そろそろ水回りのリフォームをしようかなと思ったら、実績の豊富なリフォーム会社にまずは相談してみてはいかがでしょう。見積もりを数社から取って、信頼できる会社に依頼して下さいね。
まとめ
水回りのリフォームでは、基礎知識として古くなってきたら考えるタイミングであること、リフォーム期間中の生活について考える必要があること、工事期間や費用は内容と製品によって幅があることをお伝えしました。費用を抑えたい人は同時リフォームもおすすめです。水回りのリフォームは失敗が許されません。信頼できそうな実績のある会社に依頼しましょう。