家の中でも毎日使う水回りは、劣化が進むのが早いです。耐久年数に限らず、使い方によってはかなり早い段階でのリフォームが必要になってくるケースもあります。特に、修繕が必要な状態を放置してしまうと、劣化が進み手を付けられなくなってしまうことも。莫大な修繕費用が掛かってしまう前にタイミングよくリフォームしましょう。ここではお得な水回りセットでリフォームするタイミングについてご説明します。
水回りリフォームは劣化のサインから
水回りセットとは、お風呂・トイレ・キッチン・洗面化粧台の4点セット、もしくはそれらのうち3点をセットにしたもののことです。一か所ずつリフォームするよりも、水回りセットで同時にリフォームすることで費用を抑えることができます。それぞれの水回りの劣化の進み方は必ずしも一致しないこともあるので、4か所一気にリフォームするか3か所もしくは2か所にするか、選べるメリットは大きいです。
水回りは使い始めて10年を過ぎたあたりから、劣化が目立つようになります。ただの汚れで清掃によって改善される場合は問題ありませんが、清掃してもカビや黒ずみが取れなかったり傷などが目立ったりする場合は劣化のサインです。この劣化のサインを見逃さず、早めにリフォームすることが大切です。
水漏れやひび割れがあるなら早めに
特に、水回りの場合、劣化を放置してしまうと、衛生的にもよくありませんし家の大事な基礎部分にまで影響を与えてしまう可能性があります。そこで、水回りセットでリフォームを行う際には、使っていて何か問題が生じるようになったらリフォームを検討することをおすすめします。
例えば、水漏れが起こっていないでしょうか。蛇口や接続部分のゆるみを締めるだけで改善されるなら大丈夫ですが、そうでない場合は劣化が進んでいることが考えられます。また、何かをぶつけた等の心当たりがないのに、ひび割れが見られる場合も要注意です。劣化が原因のひび割れは、内部まで進行しているケースが多く、放置していると破損するかもしれません。水回りセットは壊れてしまってからのリフォームでは時間もかかり、非常に不便な思いをすることになります。早めにリフォームを計画し、ベストなタイミングで工事できるようにしましょう。
床や壁の劣化もチェック
水回りセットでのリフォームは、水を使う部分のみに注目しがちですが、床や壁の状態をチェックすることも忘れてはいけません。なぜなら、床や壁が劣化しているのを放置していると、腐食が進み家の基礎部分まで傷めてしまうからです。特に水回りの床は湿気を含みやすく、水漏れがある場合、床が水分を吸収してしまうことも。床にひび割れがある場合はより水分を吸収してしまうので、劣化が進みます。壁も見えていない部分にカビが生えてしまっていることはよくあります。
4点以外の少ない部分の水回りセットでどの部分をリフォームするか選ぶ際にも、タイミングを決める意味でも床や壁の状態は必ず見ておきましょう。
まとめ
水回りセットのリフォームは、耐久年数よりも前にこまめに劣化をチェックしてタイミングよく行うことが大切です。リフォームのタイミングを逃して故障すると、より費用がかかってしまうので気を付けましょう。お得な水回りセットリフォームを上手く活用して、快適な水回りをお安く手に入れて下さいね。