キッチンが古くなってきたからそろそろリフォームしたい…。でも、はじめてのリフォームでは何から始めたらいいのかわからないという人も多いですよね。キッチンのリフォームではどんなことに気を付ければいいのか、選び方のポイント、費用や工期など、キッチンリフォームの基本的な情報をまずは押さえておきましょう。おすすめのシステムキッチンもご紹介しますので参考にして下さいね。
キッチンの種類とは
キッチンの中でも、洗い場・加熱調理機器といった基本的な設備のほか、使いやすさにこだわった収納などが一つにまとまったシステムキッチンを選ぶ人がほとんどという時代です。さらに、キッチンにはその設置の仕方により様々なバリエーションがあります。まず、大きく分けて壁付けキッチンと対面キッチンの2種類。最近のキッチンリフォームでは、家族の様子が見えるというメリットから対面キッチンを選ぶ人が多くなっています。
対面キッチンには、I型・L型・セパレート型・ペニンシュラ型・アイランド型など、さらに細かく種類が分けられています。特に最新のアイランド型はおしゃれな雰囲気から憧れの対象されていますが、キッチンスペースに十分な広さがないとリビングなどを圧迫してしまうため、リフォームで選ぶ場合は注意が必要です。
キッチンリフォームの工期
キッチンリフォームは、その内容によってかかる工期が変わってきます。基本的には、システムキッチンの入れ替え工事・壁や床の張替え・配管工事を含めシンプルな内容であれば1~3日ほどで終わります。ただし、これは元々のキッチンの場所を変えずにシステムキッチンを入れ替えるのみというリフォーム内容の場合です。
壁付けから対面に変えたいなど、キッチンを移動させたい場合は工期が延びるのが普通です。なぜなら、元々キッチンがあった場所にキッチンがなくなるということですので、壁や床の大規模な張替え工事が必要となりますし、水道管やガス管、換気扇の排気ダクトなど配管を延長する必要も出てきます。移動を伴うことにより、工事内容が複雑になるぶんどうしても時間がかかってしまうのです。移動が伴うリフォームの場合は一週間ほどは見ておきましょう。
費用の相場
費用に関しても、システムキッチン本体価格に加え工事費が必要になります。キッチンの価格はグレードにより幅がありますので、自分で選ぶことができますが、工事費はあらかじめ決められていますので注意が必要です。特に移動が伴えば工期だけでなく費用も当然膨らみます。
キッチンの本体価格は、シンプルなI型キッチンの場合安いものでは50万円を切るものから、L型キッチンなど大きくハイグレードなものは150万円を超えるものもあります。さらにオプションを多数選んだり材質にこだわったりすればそれだけ価格もあがります。工事費に関しては入れ替えのみの場合20~30万円、移動を伴うと50~60万円ほどが大まかな相場ですので、キッチンリフォーム費用をトータルで見ると70~200万円ほどとかなり幅が出るのです。
キッチンリフォームの注意点
キッチンの選び方やリフォーム内容によって工期や費用が変わってくることのほかにも、押さえておきたい点がいくつかあります。それは、移動を伴うリフォームの場合、特にマンション住まいでは難しいケースもあることです。マンションには管理規約があります。管理規約を守れる範囲でのリフォームしか行えないのです。間取り変更や配管の延長なども、事前に管理規約を確認して可能であるかチェックする必要があります。
キッチンの配置にはそれぞれメリットだけでなくデメリットがあることも知っておきましょう。例えば、壁付の場合は作業中家族に背を向けるというデメリットがありますが、その反面空間は広く使えます。オープンなキッチンは明るく会話が弾む一方でニオイが部屋に充満しやすいといったデメリットも。リフォームしてから後悔することのないよう、デメリットも把握したうえで決めるようにしましょう。
補助金が申請できるケースとは
キッチンに限らず、リフォームにはお金がかかります。少しでも出費を抑えるために安い製品を選ぶ・簡単なリフォーム方法を選ぶということのほかにも、補助金を申請できる可能性があることも知っておきたいポイントです。
特に、全国的に適用されている「長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金」に関しては、キッチンリフォームで使える可能性があります。例えば、「三世代同居対応改修工事費」。キッチンを含む水回りと玄関を複数箇所に増設するケースで補助金を申請できます。補助金額は対象リフォーム費の3分の1とされ、細かい条件がありますので該当の可能性がある場合は事前にチェックしておくといいでしょう。リフォームの目的がエコやバリアフリーの場合、補助金制度を活用できる可能性が高いですので、必ず国や各自治体の補助金制度を確認して下さいね。
クリナップのおすすめキッチン
システムキッチンは様々なメーカーから販売され、機能もデザインもそれぞれ違った特色があるものです。ここでは、キッチンの2大メーカーよりおすすめのキッチンをご紹介します。まずはクリナップの「ステディア」。こちらは長年クリナップの代表商品として人気だった「クリンレディ」のリニューアルモデルです。耐久性に優れたステンレス製のボディに、自分好みの扉や取っ手をコーディネートし家具感覚で使え、インテリアに馴染む新しいキッチンです。使いやすさはもちろんデザイン性も高いため、毎日の調理や作業が楽しくなること間違いありません。
同じくデザイン性にこだわりつつ、価格がよりリーズナブルな「ラクエア」も人気商品です。「掃除」「収納」「機能性」のバランスが整った、使いやすくシンプルなキッチンです。
リクシルのおすすめキッチン
続いてリクシルからご紹介するのは「アレスタ」です。価格もミドルグレードで、まさにちょうどいいキッチンといえるでしょう。落ち着きのある優しい雰囲気のデザインだけでなく、機能性に関しても使う人の立場を考えて工夫されているのがリクシルキッチンの魅力。その魅力が充実している「アレスタ」を選べばリフォームしてよかったと思えるはずです。
自分好みにキッチンをデザインできる楽しみが感じられる「シエラ」もおすすめ。家具のように自分の使いやすいキッチンを作り上げる感覚で、選んだものを組み合わせて自分だけのキッチンに仕上げましょう。いずれもインテリアに馴染むおしゃれなデザインが魅力です。キッチンでありながらまるで家具のような存在感というのが、トレンドなのかもしれないですね。
オプションはよく考えて
システムキッチンを選ぶにあたり、気になるのがオプションです。各メーカー競うようにより機能性を高めるために様々なオプションを用意しています。ビルトインタイプの食器洗い乾燥機や充実した収納など、標準装備でも十分使いやすいキッチンに追加することにより、毎日の作業がより効率よく楽しく進むでしょう。
ただし、オプションは追加すればするほど料金も加算されるので注意が必要です。気になるキッチンを見つけたら、標準装備とオプションを区別して選ぶようにしましょう。オプションは本当に必要なものだけを追加することをおすすめしましょう。
まとめ
キッチンリフォームの基本情報をざっくりとお伝えしてきました。まずは、どのようなキッチンにリフォームしたいか主に使う人を中心に、家族でよく話し合ってみて下さいね。システムキッチンを選ぶ際には、より希望に沿ったものを選べるようなメーカーをご紹介します。お気軽にリフォーム会社にご相談下さい。