リフォームしたいけどお金がかかるから無理…と諦めていませんか?特に大がかりなリフォームを行うとなると、まとまった費用を用意しなければなりません。確かに家計には厳しいですが、お金のことを考えてリフォーム先延ばしにすると、劣化が進んで大規模な修繕が必要になるケースも。そこでリフォームローンという選択肢があります。今回はリフォームローンの選び方を解説します。
リフォームローンとは
リフォームローンとは、その名の通りリフォームの費用を借り入れること。住宅ローンのように、まとまった金額を借り入れて月々返済していくシステムですね。大掛かりなリノベーションの場合、費用は一千万円を超えることも。利息のことを考えると貯金から賄えるのが理想的ですが、貯金をすべてリフォームに注ぎ込むのはハイリスクです。
そこで、リフォームローンを利用して数百万円を借り入れ、5~10年で返済していくというケースが多いです。リフォームローンには銀行や金融会社から様々なタイプのものが出されており、利息や月々の返済額、返済期間など内容も異なります。一般的には住宅ローンほど審査や手続きが難しくないため、気軽に利用できるといわれています。
リフォームローンを利用するメリット
リフォームが大規模になるとそのぶん費用も膨らみます。住宅購入ほどでなくても、数百万円から一千万円を超えるほどの高額となると、一括で貯金から支払うのは難しいですし、ある程度の金額は手元に残しておいた方が安心です。もしものときのことを考えると利息を支払ってでもリフォームローンを利用した方が安心だといえるでしょう。
また、リフォーム費を用意できないという理由でリフォームを諦めることにもリスクが伴います。住まいに不満を抱えたまま暮らし続けるのはストレスにもなりますし、リフォームが必要な状態を放置することで家の劣化が進んでしまいます。費用が理由でリフォームを先延ばしにするリスクをなくすという意味でも、リフォームローンを賢く利用しましょう。
固定金利と変動金利
住宅ローンと同様に、リフォームローンにも固定金利と変動金利の二種類の金利があります。固定金利は金利がずっと一定ですので、返済完了まで毎月の支払額が変わることはありません。そのぶん金利は高めに設定されており返済額にプラスされる利息分が多いので、実際の支払額は多く感じられます。
いっぽう変動金利は借り入れ当初の金利は低めに設定されていますが、金利の見直しにより返済途中で支払額が変わる可能性があります。半年ごとに見直しのタイミングが設けられていることが多いです。金利が上がる可能性がありリスクがある点や返済計画が立てづらいというデメリットがあります。どちらを選んだ方がお得かということは、考え方によりますので一概にはいえないのが現状です。
内容は会社により大きく異なる
リフォームローンを取り扱う金融会社は非常に多く、金利はもちろん借りやすさや審査の内容などもそれぞれ異なります。担保型と無担保型という違いもあります。担保型は保証人を立てたり土地や物件を担保として設定したりすることで、ローンを支払えなくなった時の保証をするものです。住宅ローンのように借り入れの金額が多く返済期間が長くなる場合、この担保型のローンを選ぶケースが多いです。
ですが、いわゆるリフォームローンの多くは、担保を必要としない無担保型で、気軽に借りられる分あまり大きな金額は借りられない・短期間で返済するというものとなっています。どのくらいの金額を借り入れなければならないかということで利用するローンも変わってきますので、自分に合ったプランを慎重に探すといいでしょう。
借りやすいリフォームローンとは
無担保型で審査も簡単で厳しくないというのが借りやすいリフォームローンといえるでしょう。数千万円を借りるとなると大掛かりですし、そのぶん手続きが難しくなるのは仕方ありません。いっぽう、そこまで大きくない金額を借り入れるのに諸費用や利息、手間がかさんだりするとなると、リフォームローンを利用するメリットが感じられなくなってしまいます。
ただ、あまりに簡単に借りられて審査もないようなローンの場合、金利が非常に高く設定されていることも多いです。数多くのリフォームローンの中から自分に合うものを見つけるポイントとしては、安心感と手軽さのバランスが重要なのです。
ホームページや比較サイトをチェック
リフォームローンを初めて検討する場合、どのようにして選べばいいかわからなくなってしまうのは無理もありません。まずは情報を集めることが大切ですが、インターネットで調べてみると非常に多くのリフォームローンがありさらにわからなくなってしまいそうです。
そこでおすすめなのが、各社のリフォームローンの特色をまとめた比較サイトをチェックすること。それも、一つの比較サイトではなく複数のサイトを見るといいでしょう。もちろん気になったローン会社があったらホームページをチェックすることも大切ですが、当然ながらホームページにはメリットなどいい面しか掲載されていません。デメリットやリスクも踏まえたうえで選ぶことが重要ですので、様々な角度からチェックしましょう。
ネット受付などスピード感のある会社が便利
リフォームローンを選ぶ際に、ネットで比較サイトやホームページをチェックしていると、店舗での受付のみの取り扱いとなっている会社もあれば、ネット受付が可能の会社もあることがわかります。よりスピーディーに借り入れられる便利なリフォームローンを選びたいなら、やはりネット受付が可能なものがいいでしょう。
店舗に足を運ぶ手間や時間的な拘束を考えると、多忙で利用自体が難しくなってしまうという人も少なくないでしょう。その点ネット受付で審査をしてもらえるとなれば、営業時間外でも自分の都合で動くことが可能です。例えばネット受付も行う大手会社オリコはお客様目線に立ったプランが魅力。取扱リフォーム会社との提携でスムーズに手続きが進みますので、相談してみて下さい。
審査が厳しいのは信用できるポイント
リフォームローンは高額を借り入れる住宅ローンと比較すると審査はゆるい場合がほとんどです。でも、そのぶん金利が高めに設定されています。誰でも借りられる反面リスクもあるため、金利を高めに設定し不利益を被らないようにしているからですね。いっぽう、リフォームローンでも中には審査が厳しめの会社もあります。きちんと返済できる見込みがある人にだけ貸付を行うという点は、厳格に見えますがそのぶん信用できるポイントともいえるでしょう。
審査が厳しい分、金利も低めに設定されていますので審査さえ通ればあとはメリットが大きいと考えられます。先ほど少しご紹介したオリコもそんな会社の一つです。お客様と会社側の信頼関係を大切にし、よりよいプランを提供する。そのような姿勢を感じられるリフォームローンを選ぶといいでしょう。
まとめ
そもそもリフォームローンを利用した方がいいのかということに関しては、リフォーム費と家計、貯蓄の内容によっても変わってきます。少なくとも家計を圧迫するほどの高額なリフォーム費が必要な場合は、リフォームローンを利用して無理のない暮らしを維持することが大切です。様々なリフォームローンを比較しながら、自分たちに合った返済計画の見通しを持てるものを選んで下さいね。