形あるものはいつか必ず崩れる、壊れていくもので、特に外壁は様々な天候の影響もあったり、外部の人もそこに接触できるので、年数が経てばダメージも大きなものとなりますよね。そんな外壁の張替えリフォームには一体どのくらいの費用がかかるのか、その相場や外壁をかえるタイミングなどについてもここで学んでいただきたいと思います。
外壁リフォーム(張替え)を行うタイミングはいつなの?
「とりあえず、問題なく使えるのであれば外壁リフォームなんていつでもよいだろう」と、思っている方が多いかと思います。実際には外壁リフォームをするタイミングはいつがよいのかというと、これをまず頭に入れていただきましょう。
日本の住宅の平均寿命は約30年で、これは世界的に見ても短い寿命です(主要素材や天候によることも影響しています)。そもそも、日本は高温多湿で元々日本家屋は石の上に土台が乗るというものでしたが、現代はベースにコンクリートを使うようになり、床下の風通しが悪くなっています。そのため、住宅自体も傷みやすくなり、外壁もこの湿気の多い気候によって、目安としては10年に1度リフォームするのが理想です。こうすることで、雨などによる防水効果もキープすることができるのです。
外壁リフォーム(張替え)の見積もりの取り方はどうすればいいの?
昔はリフォームを行う際には様々な会社に直接出向いたりしなければならず、かなり手間となっていましたよね。しかし、今はインターネットでも簡単に行うことができます。
ただ、この場合、ややアバウトな点がありますので、いわゆるアイミツを3社くらい行いましょう。アイミツとは、相見積もりの意味で、同じ条件をベースとして、複数の(最低でも3社くらいは必要)業者に外壁リフォームの見積もりしてもらうことです。これをしてもらえれば、金額やサービス内容の内訳もわかるので、比較しやすくなり、あなたの条件に合った業者が見つかりやすくなるというメリットがあります。
外壁リフォーム(張替え)費用の内訳を見てみよう!
例え、家の周囲が狭くて、外壁もそんなにないといっても、あらゆる天候に対応し、すぐにボロボロにならないようなものを選ぶとなると、それなりに時間も費用も掛かりますよね。その外壁リフォームに関する費用の内訳についても知っておきましょう。
まずは、当然材料が必要となりますから材料費なのですが、これも素材によって異なります。窯業系サイディングであれば1㎡単価は3,000~5,000円、金属系サイディングなら1㎡あたり4,000円、木製サイディングは1㎡あたり約6,000円、そして、樹脂サイディングなら1㎡あたり8,000~10,000円で、それぞれメリット・デメリットがある点も覚えておきましょう。
さらに、作業員の足場代として、1㎡あたり600円~1,000円(通常一般的な2階建て住宅で15~20万円)、人件費や施工費は業者によって異なりますが、提示されるトータル費用の30%が人件費だといわれています。そして、普通ゴミで今まで使っていた外壁は処分できないので、撤去費用が1㎡あたり800円~1,000円(ただし、これは知り合いにこういったものの処理ができる人がいれば頼めば無料になります)、シーリング打ちが1㎡900円~1200円が相場、資材の運搬費などが、トータル費用の3~5%かかるのが通常とされています。
外壁リフォーム(張替え)の相場はトータルでいくら?
内訳だけでも「ちょっとトータル金額を聞くのが怖い」という方も多いかもしれませんが、実際に外壁リフォームは安くありません。一般的に、3LDK程度の大きさの住宅で150〜250万円ほどのトータル金額が発生します。
ただし、あなたの知り合いやそのまた知り合いなどにつてがあれば、この費用をだいぶ抑えることができる可能性は高いですし、フレキシブルな対応をしてもらえるので、そういった方たちを探すのもおすすめです。
外壁リフォーム(張替え)の依頼の仕方はどうすればいい?
地元にある信頼できる業者に依頼するのが、何かあった時にすぐ来てくれるということ、それに地域密着型なので、フレキシブルな対応をしてもらえるのでおすすめです。そもそも、地元にある信頼できる業者は、他のご近所さんの家の外壁も扱ったことがあるはずですから、どんな仕上がりになるのかというのも実際に見ることができます。
既にご近所さんがその業者を利用していれば、ご近所さん経由の紹介ということで、ややリーズナブルな価格でリフォームしてくれる可能性も高いです。
まとめ
外壁リフォームをする際には、この相場を頭に入れた上でアイミツをしましょう。特にご近所の業者同士は競り合っていますから、ご近所のいくつかの業者を同じ条件でアイミツすることでよりお得で充実したサービスを受けられるはずですよ。