2018年の「今年の漢字」に「災」という文字が選ばれたように、2018年はとても多くの自然災害が各地で発生し、その1つに地震も挙げられます。そんな地震などの災害から我が家を守るためにも屋根の葺き替えリフォームを検討されている方は多いでしょう。そこで、ここでは、屋根の葺き替えリフォームに関することをご紹介したいと思います。
屋根リフォーム（葺き替え）の相場はいくらなの？
結論から言えば、使用する素材によってこの相場は変わってきます。
一般的な相場金額ですが、金属屋根に葺き替えする場合は、築年数が26~30年の一軒家で260万円ほどかかり、スレート屋根に葺き替える場合には、同じような築年数のお宅で450万円程度の費用が発生しますし、当然、屋根の面積が大きくなればなるほどこの費用もアップします。また、スレート屋根にする場合には工事の期間も金属屋根の2倍の2ヶ月ほど費やすことになりますので、梅雨時期や雪の時期に重ならないように工事を始める日を決めることもポイントです。
屋根リフォーム（葺き替え）の内訳も教えて！
屋根リフォームを行う際には、必ず見積書をとって、一体何にいくらかかるのかということを事前に知っておくことが大切です。では、主にどんな内訳になっているのかを見ていきましょう。
よく屋根のリフォームに使われているスレート素材の屋根を例にしてみると、屋根材本体とその施工費用は4,000～5,000円/㎡、既存の屋根の撤去や廃棄費用が2,000～3,000円/㎡、下地工事に2,000～3,500円/㎡、防水シート（ルーフィング）は500～1,000円/㎡、役物工事1,000～3,000円/m (これは軒先水切りや棟包みなどの役物の種類や使用する割合により値段が変化します）で、ここまでで大体12,000円/㎡となります。ただし、費用はこれだけでなく、地域によっては雪止めも必要になりますし、搬入費や諸経費、それに足場代や人件費もかかります。見積もりではこんな項目をチェックすることを覚えておけば、最終的にお金でもめることも少なくなりますので、頭に入れておきましょう。
屋根リフォーム（葺き替え）の依頼はどのようにすればいいの？
屋根リフォームなんてそうしょっちゅうやることではありませんから、頼むとなったらどうすれば良いのかと悩んでしまう方も多いでしょう。そんな時におすすめなのが、地元の信頼できる業者さんに依頼することです。地元の業者さんに依頼すれば、必ずその業者さんを使って以前に屋根リフォームしてもらっているお宅がありますので、どんな出来栄えになるのかもその家に見に行けばわかりますので、なんとなく安心感もありますよね。
そして、たとえ屋根リフォームが終わった後に何か問題があっても、地元であればすぐに来てもらうことができるので、リフォーム後のアフターケアの面でも安心です。ご近所さんで既に屋根リフォームをされた方にどの業者さんを使ったのか聞いて、地元の業者さんを使ったのであれば、その人に紹介してもらってもよいでしょう。その際にはもしかしたら紹介割引などでディスカウントしてもらえる可能性もありますよ。
屋根リフォーム（葺き替え）時には、素材のメリットデメリットを考える
屋根リフォームには大きく分けて金属性のものとスレート素材のものがあります。値段が安いからこっちに使用というのではなく、それぞれのメリット・デメリットを抑えた上で、どちらの方があなたの住んでいる地域にマッチしているか、どちらの方があなたの理想に近いのかを見極めましょう。
ちなみに、金属製のものは耐久性と耐震性があり、断熱性にも優れているので、雪国に住む方などにはぴったりでしょう。また、スレート屋根の方は、軽いので、家の負担にならないこと、そしてシンプルなので、どんな家のデザインにもマッチするというメリットがあります。
屋根リフォーム（葺き替え）時には建物の強度を確認しましょう
スレートは軽い素材ですが、金属製のものは当然重量も重くなります。金属製の屋根にリフォームする場合は特に、お宅がその重さに耐えることができるのか、建物の強度をしっかりと確認することが大切です。これを確認せずに工事をしてしまうと、屋根リフォームをせっかくやったのに今度は家を支える柱や壁がその重さによって崩れてくるということが起こり得ます。
この点に関しても、しっかりとリフォーム業者の方に最初に確認を取っておくことで問題が起こりにくくなりますので、覚えておきましょう。
まとめ
屋根のリフォームは定期的に行わないと、雨漏りなどが起こり、その家に住むこと自体がストレスに感じてしまいます。そうならないためにも、屋根のリフォームは必要ですが、その際にはこちらを利用して、その相場や注意点を確認して地元の業者さんに依頼しましょう。
