• TOP
  • >
  • 新着情報
  • >
  • 外壁の劣化でまさかの水漏れ!?よくある原因とリフォームすべきタイミング

ブログ

外壁の劣化でまさかの水漏れ!?よくある原因とリフォームすべきタイミング

一戸建ての管理はすべて所有者に任されているため、劣化に気付かずにいると思わぬトラブルが発生することも少なくありません。外壁の劣化が進むと、室内に水漏れが起こることもあります。もし水漏れが起こったら、即急に原因を見つけて対処する必要があります。今回は外壁からの水漏れの原因や対策、外壁リフォームのタイミングについてご説明していきます。

外壁からの水漏れは原因箇所をすぐに見つけるべき

もし家の中で水漏れが起こってしまったらショックで慌ててしまうのは無理もありません。でも、水漏れは雨が止めば収まるパターンがほとんどです。まずは水漏れがおさまるまで室内の被害が広がらないよう対応しつつ、すぐに原因箇所を探すことが大切です。そのためにも、どこから水漏れが起きているのか落ち着いて確認するようにしましょう。

外壁の水漏れは、台風などによる横殴りの豪雨で起こることが多いです。水漏れが起きている壁の窓枠からポタポタ雨が垂れてくるような状態なら気付きやすいですが、壁紙や柱が濡れて剥がれたり変色したりといった静かな症状の場合は気付きにくいので注意が必要です。また、水漏れが起きたときだけ対処してそのままにしてしまうと、劣化がどんどん進行してしまいます。

水漏れの原因として多いのはシーリング材の劣化

外壁には、つなぎ目の目地を埋めるシーリング(コーキング)という部分がありますが、そこが割れたり剥がれたりすることにより隙間ができることがあります。壁自体にひびなどがなくても、シーリング材が劣化することによって水漏れが起こることはよくあります。

シーリング材は樹脂で作られており、新築やリフォームしたばかりのうちは弾力がありしっかりと機能しているのですが、紫外線を浴び続けることによって硬化していきます。特にサイディングを施している家ではシーリング部分が割れて水漏れするケースが多く見られます。外壁塗装のタイミングでシーリングも張り替えるのが一般的ですが、そのタイミングが遅くなると劣化を放置することになり結果的に水漏れの原因となってしまうのです。

外壁の塗装剥がれやひび割れ部分がないかチェック

シーリングの他にも塗装が剥がれることによって防水機能を失い、外壁自体から室内に水漏れさせてしまうこともあります。外壁は塗装によって被膜が張られ、水や紫外線から守られています。ところが、経年劣化によりその機能はどんどん低下していくのです。手で外壁をこすってみて白い粉のようなものが付く場合は、チョーキングと呼ばれる劣化現象の証拠です。防水の機能はなくなっていますし、紫外線もどんどん吸収し劣化がさらに進む前触れの状態といえるでしょう。

それだけなら水漏れが起こることは考えにくいですが、チョーキングとともにひび割れ部分が明らかに見つかったらそこから浸水している可能性はあります。水漏れしている部分の外壁には、何らかの症状が見られると疑ってしっかりチェックしましょう。

原因を把握したら迅速にリフォームを

怖いのは水漏れが起こってもその場だけやり過ごして放置してしまうことです。水漏れが起こっているということは、外壁から室内まで水が通れる状態になってしまっているということですから、放置しているとさらなる劣化や腐食を見逃してしまうことになります。繰り返し水漏れを起こしてしまう前に、適切なリフォームを行い原因を根本からなくすことが大切です。

シーリング材が劣化している場合は、一部分だけでなく全体的に劣化していると考えられます。いずれ他の部分も割れたり剥がれたりしてしまう可能性がありますので、被害が広がっていないタイミングで全体的にリフォームすることをおすすめします。

経年劣化の放置が水漏れにつながるケースは多い

外壁は塗装によって守られていますが、その機能は経年とともに衰えていきます。塗料の種類にもよりますが、10年に一度を目安に点検とリフォームが必要になってきます。特に何の不具合も起きていない場合、リフォームの必要性も感じにくいのですが、経年劣化を放置したことにより水漏れなど深刻な状況を招く可能性は十分にあるのです。

経年劣化を見逃さず早めのタイミングできちんとリフォームを行っていれば、定期的な塗装やシーリング材の張り替えだけで済ませることができるでしょう。ひび割れなど塗装だけでは修繕できない状態になると、カバー工法が必要となりリフォーム費もかさんでしまいます。水漏れが起きていないから安心ということではなく、何かが起こる前にタイミングよくリフォームすることが大切なのです。

外壁はひび割れが起こる前に塗装すべき

外壁を定期的にチェックするようにしていれば、ひび割れが起こる前にチョーキングなどの何らかの症状に気付くことができるはずです。チョーキングが見られたら塗装すべきタイミングと思って間違いありません。塗装が簡単にはげるということを意味していますので、外壁が直接雨や紫外線を浴び続けることになってしまいます。早めに塗装しなければ壁材自体がどんどん劣化していってしまうでしょう。その結果、ひび割れやはがれなど塗装だけではカバーしきれない状態を招くのです。

塗装が機能を失ってきたタイミングでしっかりと塗り直すことによって、再び防水性を取り戻すことができます。塗料の耐用年数ギリギリまで待つのではなく、チョーキングが見られたら早めにリフォームすることで、家を守り続けることができるでしょう。

日当たりが良い場所は特に傷みが進みやすい

ジメジメと湿気の多い場所にある壁だけでなく、日当たりの良い壁も劣化が進みやすいです。紫外線を浴び続けることによって、塗料に含まれる成分が次第に破壊されていくからです。最近では遮光・遮熱効果のある塗料も開発されていますが、それを使用したからといった一生メンテナンスしなくていいというわけではありません。特に日当たりの良い部分の外壁は塗装ではなくカバー工法で劣化の進行を遅らせるという方法もあります。

外壁の傷み具合が場所によって著しく違う場合は、業者と相談しながらどのようにリフォームするか考えるといいでしょう。外壁全体のリフォームは足場が必要でその費用ももちろんかかりますので、同時に屋根の点検・リフォームも行うのもおすすめです。

水漏れはすぐに対応を!早めのリフォームで家を守ろう

水漏れが起こると焦りますが、雨が止めばおさまってしまいます。そのため、何年も水漏れが起きたときだけ応急処置しリフォームはしていないという人も少なくありません。でも、リフォームしなければならない状態を放置し続けることによって、さらに劣化が進み深刻な状態になってしまうかもしれないのです。

雨が降るたびに水漏れの心配をするのも、精神衛生上よろしくありませんよね。早い段階で原因を押さえて完全に直してしまうことをおすすめします。外壁だけでなく屋根も同じです。せっかく手に入れたマイホームにできるだけ長く住むためにも、タイミングよく点検・リフォームするよう心がけましょう。

まとめ

外壁のリフォームは、水漏れなど何か不具合が起こってから対応するケースが多いですが、できれば劣化が深刻にならないうちに早めのタイミングで行動したいものです。誰も管理してくれないため、常に自分からアクションを起こさなければならないというのがマイホームのデメリットでもありますが、家のことに関心を持つことでより愛着も湧いてくるのではないでしょうか。

WEBからのお問い合わせは
24時間
受付中!