年々拡大しているリフォーム市場に伴い、マンションのリフォーム件数も年々増加しています。新築よりもコストと工期がおさえられる手軽さが人気の理由の一つです。しかし、大がかりなリフォームは高額になる場合があります。そこで頼りになるのがリフォームローンですが、長期にわたりローンを払っていくのは大変ですよね。
皆様はマンションのリフォームでもローンの控除・減税が出来ることをご存知でしょうか。今回はマンションのリフォームローンの控除・減税についてご紹介していきます。
リフォームローンの減税(控除)制度とは?
リフォームローンの減税制度は、一定の条件を満たしたフォームをしたり、リフォームローンを組んだ場合、ローン残高によって所得税が控除される制度です。戸建の住居だけでなく、マンションのリフォームにも適用されます。所得税からの減税となるため、確定申告が必要です。
ローンの種類や借入額、返済期間、リフォーム内容などによって減税・控除される額は変わってきます。減税の対象としては、省エネやバリアフリー、多世帯同居、長期優良住宅化など要件を満たしたリフォームなどです。この中には、制度の併用が可能なものもありますが、限度額は決まっています。
しかし、最大で400万円もの控除が可能です。それに満たないことがほとんどですが、数十、数百万円単位での控除が可能なため、リフォームを考えている人は是非とも制度を利用しましょう。こういったリフォームローン減税は細かい条件が多く制度の内容も変わったりすることもあるので、都度確認する必要があります。
リフォームローンの減税は誰でも受けられる?減税の条件とは
リフォームローンの減税は、条件さえ満たせば多くの人が受けられるものです。最大で400万円の控除を受けられますが、これは10年以上の住宅ローンで様々な条件を満たした場合の最大額です。しかし、中には条件に当てはまらない場合もあり、減税の額が変わったりもします。
無担保のリフォームローンや住宅ローンなど様々なローンがありますが、両方とも減税対象となるのは控除を適用する年の所得が3000万円以下の人です。マンションの場合でも、増改築後の床面積が50平方メートル以上で、自らの居住用であることなども細かく定められています。
この他にもリフォーム金額やローンの返済年数など様々な条件があります。条件は細かいのですが、リフォーム前に減税が適用されるように準備しておけば、誰でも控除を受けられるとも言えます。控除額は最大400万円でほとんどの人はそれに満たないのですが、10年ローンの場合は100万円から200万円程度の控除を受けられる場合が多いです。
もちろん自己負担が0になる訳ではないのですが、控除額が高額なのは事実です。リフォームローン減税を受けたい場合は、リフォームを決めた段階から専門家やリフォーム業者などに相談してしっかり調べておきましょう。
ローンだけではなくセミナーなどに参加して基礎知識をつけよう
リフォーム減税の制度は非常に複雑で多岐にわたります。所得税が控除されるリフォームローン減税だけでなく、住民税が控除されたり、様々な補助金・助成金の制度などもあるのです。これらは併用も可、併用不可の場合もあり、どちらを選ぶかでも控除額が大きく変わります。
こういった制度を効果的に活用するためには、制度に詳しいリフォーム業者などのプロに相談することも大切です。何よりも、リフォームを始める前から制度をしっかり理解しておくと、効果的な減税・控除に繋がります。より良いリフォームを成功させるためにも、制度に対する基礎知識をつけておくことも大切になります。そのためにはセミナーなどに参加したり、自分で積極的に学ぶことが近道です。ローンを含めたリフォーム減税や補助金などの制度の基礎知識を身に付け、制度を効果的に利用しましょう。
・まとめ・
今回はマンションのリフォームローンの減税・控除する方法についてご紹介しました。リフォームローン減税は比較的新しい制度で、内容も少し複雑になっていますね。条件も様々なものがあり、控除されるまで少し大変ですよね。
しかし面倒だからといって何もしないと、後に数十、数百万円もの差が出てしまいます。こういった制度を効果的に利用するためには、リフォームを始める前にしっかり知識を付けておくことが大切です。制度に詳しい業者に相談したり、セミナーに参加して勉強しておくのもおすすめです。補助金や助成金制度と合わせて、しっかりと活用しましょう。