建物を新築同様にすることが出来るリフォームは、近年増加の一途を辿っています。特に毎日使うキッチンや水回りは劣化するため、改修を兼ねたリフォームも多いです。一軒家だけでなくマンションでもリフォームは可能なため、使いにくいマンションのキッチンリフォームをする人も増えています。そこで気になるのは費用と予算ですよね。大切なのは、どのようなリフォームするのかを決め、費用の相場を調べてしっかり予算を組むことです。そこで今回は、マンションのキッチンリフォームの予算の決め方と相場を詳しくご紹介します。
マンションのキッチンリフォームで快適なキッチンライフを手に入れよう
マンションの備え付けキッチンはコストを押さえるという目的もあり、質素でシンプルに造られていることが多いのです。機能性よりもコストを重視した結果として、古いタイプのシステムキッチンやグレードの低いパーツがあしらわれている場合もあります。こうなると新品でも使いにくいですし、加えて毎日使うキッチンはただでさえ劣化しやすい場所です。古くて機能性が劣るキッチンは、快適な使い心地とは到底言えませんよね。住む人の好みや希望に合わせてリフォームをすれば、お洒落で機能的なキッチンを手に入れることが出来ます。
まだ使えるキッチンを全部リフォームすればそれなりのコストがかかってしまいます。しかし、経年劣化で故障したパーツだけを取り替えるプチリフォームもあります。どこをどの程度リフォームしたいのかによって予算も大きく変わるので、まずは自分の希望を明確にしておきましょう。
希望のリフォーム内容と相場から予算を決める
キッチンリフォームの値段は、リフォームの内容によって数十万円から数百万円と大きな開きがあります。いくらかけても快適なリフォームをしたいという人も、内容に対してあまりに高額なリフォームや技術が稚拙な業者を選んでしまったら取り返しがつきません。予算を決めるときは、まずキッチンの全体をリフォームするのか、それともシンクやコンロなどの一部をリフォームしたいのか目標を明確にしましょう。
それから一部のリフォームに必要なコストから調べ、全体のリフォームならいくらくらいかかるかを様々な業者をリサーチしましょう。使用するパーツのグレードによって予算も開きが出てきますが、ある程度平均的なコストが分かるようになります。予算を決めるときの原則としては、やはりしっかり相場を調べてから組むということです。
さらに、リフォーム業者の評判などもしっかり調べておきましょう。安く仕上げたとしても技術が拙く、後にトラブルが頻発するようでは、せっかくリフォームした意味がなくなってしまいます。快適なキッチンを作るには、技術的に安心出来る一級建築士がいるリフォーム業者や、評判の良いリフォーム業者を選ぶことも大切なのです。
キッチンリフォームの相場は?グレードや規模にも左右される
マンションのキッチンリフォームの相場は、都内でおおよそ90万円から350万円程度となっています。かかるコストにとても大きな開きがありますが、この中でも60万円から90万円程度のキッチンリフォーム件数が最も多いとされます。このコストの開きの原因として、使われるパーツのグレードによっても左右されることです。そしてキッチンの位置をまるっきり変えてしまうなどの、大がかりなリフォームでコストが大幅に上がる場合があります。
レンジフードやシンクだけを変えるといった規模の小さなリフォームも含まれることも、コストの開きの理由です。1ヶ所のリフォームだと費用が約30から40万円程度が相場です。マンションに多いシンプルなI型キッチンにリフォームする場合は、スタンダードなグレードで60から90万円ほどが相場となっています。ハイグレードのパーツを使うと70から130万円ほどが相場です。
350万円程度のリフォームは全てが最新のものや最上級のパーツになり、最高級クラスのマンションのキッチンと同等になります。キッチンリフォームの価格は大まかに言うと、リフォーム内容に対して必要な施工料と必要なパーツの代金を足したものになります。同じパーツでも大量に仕入れることでコストを押さえている業者もあるので、パーツの価格も一つ一つ相場を確認しておきましょう。
・まとめ・
今回はマンションのキッチンリフォームの予算の決め方と相場についてご紹介しました。快適なキッチンにするためには、自分が本当に望む機能やデザインなどリフォーム内容を明確にしておくことが大切です。予算をどの程度にするかを決めるのも中々大変ですが、相場を知らないと余計なお金がかかってしまうこともあります。予算を決めるには、希望のリフォーム内容とその相場をしっかり調べておくことが大切です。